忘れたくないこと

わたしの思い出

レパルスベイにて昼に見る夢

どんなに飲んでも顔色は変わらないけれども、本当はアルコールなんて一滴も身体に入れたくないと思っている。
どんなにくらくらしていても、鏡に映る自分はいつも青白くって笑ってしまう。

思えば、ずいぶん遠いところに来てしまった。

次の6月で私は23になる。
あと2年の大学院、東京にいる恋人、安いコーヒー。
これが紛れもない私の人生なのだと思うと、すべてが幻みたいに感じられる。


レパルスベイにて昼間見る夢は、人並みに働いて、恋人とまた同じ街でくらし、アンナカリーナが出てくる古い映画を見るような生活。
それもまた幻か。

好きだとか愛しているとか、そういう感情が無ければ私たちは一切苦しみなどしない。三島由紀夫の小説に書いてあったけど。
同い年の友達が子供を産んで結婚したり、大きな会社で働いて「現実を生きている」姿を見ると、私は何て気楽なんだろうと感じる。
私はまだ、好きだとか愛しているとか、そういう感情を割り切るとこができない。恋人と一緒に生きていきたいと、思ってしまう。